ナンバープレートが盗難された場合の対処方法について

 

春の光に新緑がまぶしく映える季節となってまいりました。このコラムをお読みになっている皆様におかれまして、つつがなくお過ごしのことと存じます。

 

さて、今回は、起こってほしくないことですが、万が一、車のナンバープレートが盗難に遭ってしまった際の対応について、お話しいたします。

 

ナンバープレートが盗まれてしまった(ついていない)車は、そのままでは公道を走ることができません。まずは、管轄の警察署へ盗難届を提出して、ナンバープレートの再発行に必要な受理番号を取得してください。この届出は、盗難されたナンバープレートが犯罪等に利用されることを防止するため、速やかに行うことが肝要です。

 

次に、陸運局に当該車両を持ち込んで、ナンバープレートの再発行手続きを行います。

持ち込みには、積載車を利用する方法もございますが、費用をできるだけ抑えたい場合は、市役所等で自動車臨時運行許可を申請して、仮ナンバーの発行を受け、その仮ナンバーを当該車両につけて陸運局に持ち込む方法をお勧めいたします。

 

ナンバープレートの再発行に際しては、盗難・紛失した場合は、ナンバーを返納することができませんので、陸運局にて新しい登録番号への変更手続きをすることとなります。

この手続きの際、特定の希望ナンバーを申請しなければ、新しいナンバーと車検証が即日発行されますので、持ち込んだ当日に、陸運局でナンバーを封印してもらうことができます。

 

ちなみに、市役所等で取得した仮ナンバーは、登録番号変更手続きの完了後に、市役所等に速やかに返納する必要がございます。また、もしも後日ナンバーが発見された場合は、陸運局へナンバーを返納しなければなりません。

 

ナンバープレートを盗まれないための対策としては、販売店やディーラーなどで盗難防止用のビスを購入する方法もございます。このビスは、通常のプラスドライバーでは外れない仕様となっておりますので、是非ご検討をお勧めいたします。

 

以上のように、ナンバープレートが盗難されると、再発行手続きは煩雑なものとなりますが、わたしたち行政書士は陸運局での手続きに精通しておりますので、皆様のご負担を大きく軽減することができます。お困りの際は、お気軽にご相談をお寄せください。