行政書士試験

 

11月になりました。
朝晩が冷え込み冬の到来を感じさせる季節になりましたね。

11月は、紅葉シーズンということもあり、秋というイメージが強いですが、暦の上では「立冬」を迎え、秋から冬になる月です。今年は11月8日が「立冬」です。

そろそろ冬支度をされる方も多いのではないでしょうか。

さて、その立冬を迎える今年の11月8日は、平成27年度行政書士試験の試験日でもあります。

毎年、5~7万人もの方が受験をされ、日ごろの勉強の成果を発揮される日です。

行政書士試験は、一昔前までは、比較的簡単な資格試験というイメージの時代もあったようですが、ここ数年は合格率も低く、難関国家試験の1つに数えられる試験となりました。

ここ数年の行政書士試験の合格率の推移を見ますと以下の通りです。
(一般社団法人行政書士試験研究センターHPより)

平成17年度 2.62%
平成18年度 4.79%
平成19年度 8.64%
平成20年度 6.47%
平成21年度 9.05%
平成22年度 6.60%
平成23年度 8.05%
平成24年度 9.19%
平成25年度 10.10%
平成26年度 8.27%

過去最低の合格率は平成17年の2.62%ですが、新試験制度となった平成18年以降は、5%~10%で推移しています。

なお、試験の合格基準には、受験者の上位○%が合格というような「相対評価」と、合格点○○点以上というような「絶対評価」の2つの評価方法がありますが、行政書士試験は、絶対評価の試験です。合格者の定員もありません。したがって、同じ年に受験した他の人の出来、不出来は関係なく、自分の勉強の成果をきちんと発揮できて、合格点以上の点数を獲得できれば合格することができます。

また、行政書士試験は、受験資格がなく、年齢、学歴、国籍等に関係なくどなたでも受験できますので、間口の広い資格試験です。

資格取得後の仕事も非常に幅広く、それぞれのこれまでの経験値、スキル、人脈等を活かして、様々な分野で活躍しています。

官公署提出書類の提出手続き、契約書などの権利義務・事実証明に関する書類作成の代行または代理をすることはもとより、中小企業に対するコンサルティングを行うなど、「身近な街の法律家」として様々な場面にて活躍することのできる仕事です。

現在、行政書士資格の取得を目指されている方におかれましては、11月8日の試験日は、ぜひ日頃の成果を出し切れるように頑張ってください。来年には、共に行政書士として切磋琢磨できることを楽しみにしております。

我々、行政書士の仕事ぶりが多くの方々市民の皆さま、企業の皆さまに評価され、行政書士を目指したいと思って頂ける方が一人でも多くなるように、行政書士として誇りを持って業務に取り組んでまいりたいと思います。