恭賀新年

 

謹んで新春のご祝詞を申しあげます。
輝かしい年頭にあたり、皆様のご健康とご多幸をお祈り申しあげます。
さて、本年2月に、行政書士制度は60周年を迎えます。
これは人の人生に例えるならば、「還暦」を迎えることができたと言えます。
「還暦」の「還」は「かえる」「もどる」という意味で、「暦」は干支を意味するとのことです。
干支は本来、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の「十干」(じっかん)と、
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の
十二支を組み合わせたもので、60通りの組み合わせがあり、
その60通りの干支が60年をかけて一巡りし、生まれ年の干支に
戻ることから、「還暦」というようになったそうです。
最近は見かけなくなりつつある風習かもしれませんが、
還暦と聞いて思い浮かぶ贈り物として「赤いちゃんちゃんこ」がありますね。
この様に還暦に赤い物が贈られる由来は、「赤ちゃんに還る」という
意味合いが含まれているそうです。
赤ちゃんに還り、生まれ変わったように心機一転これからの活躍を
という願いが込められているのですね。
それになぞらえるならば、我々行政書士にとりまして、
61年目に入る本年は新たなスタートの年と言えそうです。
今日の行政書士制度は昭和26年に行政書士法が制定され、
爾来、それに関わった人々の苦心や努力により築き上げてきたものです。
そして現在、その一端を担う我々も市民の皆さまとの信頼関係など、
そのなかで大切にすべきものは大事に守りつつ、今後、制度改正や
法改正などで生まれてくる新たなニーズにも素早く正確にお応えできる様、
日々の研鑽を欠かすことなく、努力を重ねて参る所存です。
本年も神奈川県行政書士会湘南支部をよろしくお願い申しあげます。